予防のためのデンタルケア

キシリトール

1997年6月4日、「日本フィンランドむし歯予防研究会」が設立しました。その主な目的は、むし歯は予防可能な感染症であるという認識とキシリトールについての学術的研究を推進することでした。そしてその前々月の4月17日に、厚労省がキシリトールを食品添加物として使用することの許可を出しています。


キシリトールは甘味炭水化物の1つで、イチゴ、ラズベリーなどのフルーツやカリフラワー、レタスなどの野菜にごく少量含まれていますが、厚労省が食品添加物として許可する前までは日本では、キシリトールは点滴剤として使用されていました。


そのキシリトールの歴史ですが、海外では1891年、フランス人とドイツ人の化学者によって同時に発見されました。歯に独特な効用を持っていることが臨床的に証明され、ガムやキャンディーの成分として1970以来安全に用いられています。


キシリトール(Xylitol)という名前は、フィンランド語の"koivusokeri"、つまり、樺の木が含んでいる糖分で、樺の木の樹皮から業務用として抽出されたキシリトールに対して命名された名前です。では最後に用法を見てみましょう。


キシリトール100%配合のガムの場合、1日3回、1粒を毎食後に噛み、さらに歯磨き前にも噛むと効果的です。噛む時間は、5分~10分で、よく噛んで唾液をたくさん出すよう心がけてください。くどいようですが、このキシリトールも万能ではありません。あくまでもトータルデンタルケアの1つとして用いるようにしてください。