予防のためのデンタルケア
フッ化物
フッ化物・・・フー?という方は少なくないと思います。でもフッ素といえば、なんか昔、水道水か井戸水の関係でフッ素という言葉を耳にされた方は多いのではないでしょうか?あまり言葉の定義は面白くはありませんが、「フッ素派」の方は、フッ化物に対してフに落ちないかもしれないので軽く説明します。フざけるな!とは言わないでください。
国際純正応用化学連合というところが、フッ素は元素名であって、そのフッ素が水や食品中にある状態をフッ化物と名付けると宣言しました。以上です。さて本題のデンタルケアに戻りましょう。フッ化物と次に出てくるキシリトールには虫歯の予防効果があります。その効果ですが大きく3つあります。
フッ化物が歯の表面にあるエナメル質の結晶を科学的に強化して、酸に対する抵抗性を増加(フルオロアパタイトの生成)させます。
また、唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンとともに歯に再沈着して、部分的に失われたカルシウムを修復(再石灰化)します。さらには、プラーク中に潜む虫歯菌が作りだす酵素(エラノーゼ)活動を阻害します。このような効果でフッ化物は虫歯を予防しています。このように聞けばフッ化物は万能と思われるかもしれません。
現実にフッ化物を塗って欲しいという方は多いそうです。しかし、フッ化物だけで虫歯を完全予防することは無理です。あくまでも正しい歯磨き、口腔に関心を持ち清潔に保とうとする高い意識、適切な食生活と定期健診のこの3つのあとにくる、第4のデンタルケアだと思ってください。