デンタルケア必須アイテム
洗口液
洗口液とはマウスウォッシュのことです。そしてそのマウスウォッシュの代表選手といえば「リステリン」です。ここではデンタルケアから少し離れ、豆知識として「リステリン」の意外な歴史を書いてみようと思います。
19世紀半ばのイギリスは産業革命により大繁栄をしていました。しかし、労働者たちは慣れない作業で大けがを負い、亡くなるケースも多かったそうです。というのも当時は、消毒技術が確立されていなかったので、手術が成功したとしても、傷口から細菌に感染して、その後の死亡につながる確率が高かったといいます。
この惨状を目の当たりしていた外科医のジョセフ・リスターは消毒薬の研究に没頭することになりました。そして1865年、世界で初めて消毒薬を使った外科手術を行い、見事重症の患者を救いました。この功績により、リスターの名は世界中の医学界に知られるようになりました。
その後アメリカで、2人の研究者がリスターの手法に基づいた新たな消毒薬の研究を行い、1879年に安全性と保存性に優れた琥珀色の消毒薬を開発することに成功します。2人はリスターを訪れ、敬意を表するとともに、その琥珀色の消毒薬にリスターの名前をあやかりたいと強く申し出ました。
これが「リステリン」の始まりです。リステリンは当初は外科用の消毒薬として使用されていましたが、やがて口内の殺菌効果が高いこともわかり、1895年、世界で初めて洗口液として歯科医向けに販売されました。今では世界で50カ国以上で愛されている商品となっています。