デンタルケア必須アイテム

歯磨き粉

多くの歯科医師は、歯磨き粉の使用を重視していません。食べかすや歯垢などを落とすのは、あくまでも毛先の弾力を使用しての物理的な力によるものだと考えているからです。また成分中にある研磨剤が、歯のエナメル質を削りとるから歯磨き粉はよくないということです。


ところで、子どもの頃、歯磨きがキライだった方も多いのではないでしょうか? そんな時お母さんから、フルーツ味のする歯磨き粉を渡され、その味を楽しんだという、ほのかな記憶をお持ちの方もあるかと思います。


つまりは歯磨き粉を使うか使わないかは、好みの問題であるような気がしないでもありません。しかしこれではあまりにも一方的です。それでは、歯磨き粉の効果や成分を見てみましょう。主な成分は清掃剤、発泡剤、香味剤です。清掃剤は「歯の表面を傷つけず汚れを落とす」成分で、研磨剤のことです。


発泡剤は「口中に歯磨き粉を拡散させ、汚れの除去を助ける」成分で、香味剤は「爽快な使用感を与える」成分です。最後に代表的な化学用語と作用・メカニズム、効果効能を書いておきます。


デキストラナーゼは歯垢の除去、フッ化ナトリウムは再石灰化で虫歯予防、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用で歯周病予防、イソプロピルメチルフェノールは殺菌作用で歯周病、口臭の予防、乳酸アルミニウムは象牙細管の封鎖で歯がしみるのを防ぎます。ちなみにタバコのヤニ除去はポリエチレングリコールとポリリン酸ナトリウムです。