デンタルケアって?

昔、「芸能人は歯が命」というコマーシャルがありました。私たちにとってデンタルケアは、外見はもちろんのこと、命に直結する全身疾患にも大きな関わりがあり、今も文字通り「歯が命」なのは、変わりありません。


さて、デンタルケアで特に気をつけているのはどんなところでしょうか。OLに聞いたあるデータがあります。一番多いのは歯の色で、歯垢・歯石が続き、口臭、歯並び、噛み合わせの悪さ、虫歯、知覚過敏、歯周病という順でした。また歯の色に関しては、「歯のホワイトニングをやってみたいと思うか」という質問に対して、実に80%を超えるOLが思うと答えています。


ところで、この市場が急速に成長を始めたのは1980年代中頃だと言われています。1997年には3000億市場となりました。「芸能人は歯が命」のコマーシャルが流れたのは1995年のことでした。


その後のポリデント(義歯洗浄剤、義歯安定剤)、リステリン(洗口液)、電動歯ブラシの登場は、日本における伝統だった歯磨き、歯ブラシの習慣を一気に変える出来事になったのです。また近年は若い女性のデンタルケアへの関心がさらに高まり、デンタルケア市場は2010年度には3787億円もの売り上げを記録するまでになっています。


年齢を取ることを、齢(よわい)を重ねるといいます。齢の部首は歯です。古代中国人は、人間が成長するにつれて歯が抜け変わり、欠け落ちるように、歯の状態が人間の成長過程や歳を重ねていく象徴だとして、齢という漢字に歯の部首をつけました。また日本でも、「歯がため」という儀式があり、正月の三が日、かたい食べ物を食べて歯(齢)を強め、長寿を願いました。


現在では、歯が生え始めた赤ちゃんに、アゴの発達や歯の基礎づくりを助けるトレーニングのための「歯がため」(かたすぎないプラスティック製のおしゃぶり)があります。このように人間は今も昔も歯とともに人生を送っています。最新のデンタルケアで、一生自分の歯を保ちながら、爽やかで、なおかつ美味しいものを味わいたいものですね。